妊娠中、買い物をするのは大変です。
ご主人に時間的余裕があれば買ってきてもらえますが、できれば自分で選びたいというのもありますよね。また妊娠中なので体に良い食材が欲しいという方もいるでしょう。

またもう1つ考える時期は離乳食が始まったときという方もいらっしゃるかと思います。
赤ちゃんには添加物が入ったものや、農薬が入ったものは食べさせたくない!と思いますね。


そんな方には食材宅配(宅配食)がおすすめです。この記事では食材宅配(宅配食)についてご紹介します。

1.妊娠すると重たいものを持つのが大変



妊娠すると当たり前ですが、体が重くなります。妊娠前や男性にはイメージがしづらいのですが、マタニティー教室に行くとお腹に重りをつけて歩く体験ができます。
そのときに、「こんなに重いのか」と感じるものです。ここでは単に体が重くなるだけでなく、他の理由で重たいものが大変になる理由についてご紹介します。

1-1.重いものを持つことでお腹が張ってしまう

重いものを持つとお腹に力が入りますよね。お腹に力が入ると子宮が収縮して、お腹が張ってしまいます。
お腹の張りは切迫早産や流産の原因にもなりますので、産婦人科でも「重たいものは持たない方がよい」と指導されます。

私もずっとお腹が張っている状態だったので、買い物の荷物が本当に大変でした。ベビーカーを早めに購入してカート代わりにしようかと悩んだくらいです。そこで出会ったのが食材宅配(宅配食)でした。便利で助かった!という記憶です。

私も次男の時は切迫早産で安静の日々が長かったので、何か少しでも負担があると「お腹が張る」状態でした。なので思いものが持てずに買い物は本当に困りました。
そこで食材宅配(宅配食)を利用していたという経緯があります。

1-2.体への負担がある

1-1にも関係ありますが、重いものを持つと体に負担がかかります。お腹だけではなく、腰にも負担がかかりますよね。
体が重くなり腰に負担がかかっているので、さらに重たいものを持つと腰に負担がかかり、腰が痛くなってしまいます。


それだけではありません。腰に負担がかかることで、胎児に行く血液が少なくなることもあり、胎児にも負担がかかります。
自分だけでなく、胎児のためにも重たいものは持たない方がよいでしょう。

2.妊産婦のためのバランスガイド



お腹に赤ちゃんがいるのですから、バランスが取れた食事が必要ですよね。
しかし、買い物に行けないとなると、食材宅配(宅配食)を使ってバランスの良い食事をとるのが良いでしょう。


ここではどのようにバランスの良い食事をとるのか、その詳細についてご紹介します。

2-1.主食を中心にエネルギーをしっかりとりましょう

妊産婦の場合、しっかりとエネルギーをとる必要があります。そのためには主食として「ごはん」、「パン」、「麺類」などをとる必要があります。


ただし、体重が増えすぎると出産が大変になるので、体重を見ながら食事をとっていく必要があります。

2-2.不足しがちなビタミン、ミネラルを副菜でとりましょう

葉酸というのも聞いたことがありますか。妊娠をしたい、妊娠をしている人は聞いたことがあるとは思いますが、葉酸とは水溶性ビタミンのひとつです。


葉酸を摂取することで、赤ちゃんのダウン症や神経管閉鎖障害などの先天性の障害を減らすことができると言われています。
葉酸は緑黄色野菜に多く含まれていますので、緑黄色野菜を多くとるようにしましょう。


ミネラルは赤ちゃんが成長するために必要な栄養素です。ミネラルは魚介類や豆類、海藻類に多く含まれているので、積極的に取るようにしましょう。

2-3.「主菜」は体づくりの基礎になる

肉・魚・卵・大豆料理などが「主菜」と言われるものです。「主菜」をとることでタンパク質をとることができます。タンパク質は赤ちゃんの体を作るためにも必要な成分ですので、しっかりととる必要があります。

2-4.牛乳・乳製品を中心にカルシウムをとろう

カルシウムは特に不足しがちな栄養素ですが、赤ちゃんの成長にとってとても大事な栄養素です。
カルシウムには赤ちゃんの骨や歯を形成したり、筋肉や心臓の発達を促したりする効果もあります。


カルシウムは不足しがちな栄養素ですので、意識してカルシウムを取るようにしましょう。

3.食べ物で気を付けたいこと



妊娠中は栄養だけでなく食べ物そのものについても気を付けたいですよね。妊産婦が食べた物が赤ちゃんに行くわけですから、注意すべきことがあります。


ここでは食べ物で気を付けたいことについて説明します。

3-1.赤ちゃんのためにも、ママの体のためにも

食べ物に気をつけないといけない理由としては、ママが食べた物が赤ちゃんの成長に関係があるからです。


例えば馬肉などの生肉を食べたことでトキソプラズマになることがあります。トキソプラズマは胎内感染を起こし、水頭症や頭蓋内石灰化などが起こる可能性があります。またマグロなども注意が必要です。

3-2.NGなのは生ものやインスタント食品

生ものの中で生肉については前述しましたが、マグロやサケなども注意が必要です。
なぜ注意が必要かというと、これらの魚には水銀が含まれる可能性があるからです。


水銀は胎児の神経に異常が出る可能性があり、妊産婦は魚介類を取る際には注意が必要でしょう。


インスタント食品には添加物だけでなく、油や塩分が多く含まれており、塩分の取り過ぎは妊娠高血圧症候群のリスクを高めます。
妊娠高血圧症候群は流産や早産のリスクが高まると言われています。

3-3.最低、添加物や保存料、着色料は避けたい

添加物や保存料、着色料については人体に影響があるものもありますが、影響があると判断されたもの関しては禁止されているものがほとんどです。
ただし体に良いものではないので、避けられるものについては避けた方がよいでしょう。

4.食材宅配(宅配食)のメリット



食材宅配(宅配食)は買い物に行く必要がないのでとても便利ですよね。しかしメリットはそれだけではありません。他にもメリットがたくさんあります。
ここでは食材宅配(宅配食)のメリットについてご紹介します。

4-1.有機野菜・無添加のものが多い

食材宅配(宅配食)には有機野菜や無添加の食材を扱っているものが多いです。スーパーで買う物よりも安心な食材を買うことができるところもあります。


少し割高ではありますが、妊娠中は限られた期間ですからその間だけでも有効に活用した方が良いでしょう。

4-2.自宅まで配送してくれる

食材宅配(宅配食)の最大のメリットは自宅に食材を運んでくれることですよね。
妊娠中や赤ちゃんが小さいときには外に出て買い物するのは大変ですから、せめて自宅に配送してもらうことで少しでも楽をすることは必要でしょう。

私の場合は、出産後1か月で実家から自宅に戻りましたが、主人が仕事で家にいないことが多かったので、買い物が本当に困りました。
なにせ、1~3か月の赤ちゃんをベビーカーで一緒にお出掛けというのはひと仕事です。雨の日なんてアウトですし。



生活必需品だけでも確実に届けてくれるのは本当に助かりました。

4-3.定期的に届く

食材宅配(宅配食)は定期的に届くものがほとんどです。もちろん、来週はいらないなどというときも、簡単に対応が可能です。
今使いたいものがすぐに届くわけではありませんが、ある程度1週間のメニューを決めておけば、頼むものも決まってきてとても楽ですよね。


例えば、牛乳や基本野菜、お肉数種類などを頼んでおくだけもとても重宝しました。


また注文方法ですが、今はネットで本当に簡単です。スマホですぐです。
もちろん、電話などでも受け付けてくれるところがほとんどです。忙しいママには嬉しい買い物方法ですね。

4-4.食材以外も取り扱い

最近の食材宅配(宅配食)は、野菜などだけの取り扱いではありません。
おむつやミルクを取り扱っている会社もありますし、ちょっとした日用品もあります。
食材に関しては、お取り寄せのような、ちょっとママを癒してくれるスイーツなんかも多くり揃えているところもありますよ。

5.デメリット



食材宅配(宅配食)ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。デメリットとしては値段が高い、決められた日に届く、配送エリアが決まっていることがあげられます。
ここではそのデメリットについて詳しく説明します。

5-1.値段が高い

先程ふれましたが、食材宅配(宅配食)は値段が高いところがデメリットです。
宅配料も必要ですし、有機野菜などの食材を使っていますので、値段が高くなるのは仕方がない部分があります。


値段が高いのはそれだけ良いものだという意識があれば、デメリットにはならないのかもしれません。

5-2.通常は1週間に一度、決められた日に

通常は決められた日に届くのが食材宅配(宅配食)なので、今すぐ欲しいなどの要望には応えられません。


買うものや買う量が決まっている人には特にデメリットではありませんが、作るものが毎日違う人、その日のメニューはその日に決める人にとってはデメリットになるでしょう。

5-3.配送エリアが決められている

食材宅配(宅配食)は全国どこでも利用できるわけではありません。利用できない地域もあるので、せっかく利用したくてもできないというのはデメリットでしょう。


まず各HPから、配達可能かを調べてください。

6.出産後もとにかく頼れる!!


妊娠中は動くのが大変で、出産してしまえば動けるかというとそうではありません。
出産後も1ヶ月は外出しないのが普通ですし、1ヶ月たったとしても小さな赤ちゃんを連れて外出するのは大変です。


そのため食材宅配(宅配食)は出産後にも便利です。ここでは出産後も食材宅配(宅配食)を利用することについて説明します。

6-1.パパにも便利!!

出産後、ママはすぐに動けるわけではありません。そこでパパの出番です。とは言ってもパパも会社に行くわけですから、買い物の時間も取るのは大変です。


その点、食材宅配(宅配食)なら家に食材が届くので、その食材を使って料理を作ればよいのでとても楽です。パパにとっても食材宅配(宅配食)は便利だと言えるでしょう。


私はキット商品>>こちら(全て材料がセットされ、炒めるだけなど・・)
>>こちらをよく購入しました。
主人もこれだと、機嫌よく手伝ってくれましたよ。

6-2.子育て特典のある会社は?

食材宅配(宅配食)には子育て特典がある会社もあります。


コープデリは千葉県、埼玉県、東京都に住んでいる人は妊娠中から小学校入学前まで配送料が無料になります。それ以外の地域では1歳から小学校入学前まで80円のみかかります。


おうちコープは妊娠中から3歳未満まで宅配料無料、7歳未満までは5000円以上で宅配料は無料、5000円未満でも50円となっています。


パルシステムはベイビー特典として妊娠中から1歳になるまで配送料が0~50円、らでぃっしゅぼーやは妊娠中から3歳未満までは配送料が無料になります。

7.食材宅配(宅配食)を利用して少しでも体を休めよう



食材宅配(宅配食)は妊娠中だけでなく、出産後もとても便利です。妊娠中の買い物も大変ですが、小さい子どもを連れての買い物は思った以上に大変です。

便利なものは利用して、妊娠中は無事出産できるように務め、出産後は体を休めるようにしましょう。