今回紹介するのは、少し大人向けの絵本です。主人公のぼくが、おじいちゃんの病室を訪ねるとおじいちゃんは、いつもお話をしてくれます。
わしは、何をしてもうまくいったんだぞと。学生だった頃、学校へ行くときバスにひかれそうになったけど、無事だったという事。とても高い木に登っても深い所へ飛び込んでも怪我無くいつも無事だったという事。
けれど、大きくなっていくたびに楽しい事ばかりじゃなくなってきた事も。
戦争があって食べ物もなくなり、様々な仕事をして必死で働き、とにかくできそうにない事もやってみた事。
その内好きな人ができて結婚し、パパになって家族が増えお前のおじいちゃんになったのだと。
おじいちゃんは孫のぼくに、今まで生きていて楽しい事ばかりではなく、辛い事もいっぱいあったけれども自分の人生は幸せだったと優しく伝えてくれました。
実は、そのおじいちゃんの人生の背景には一人の天使がずっと側にいてくれていたのです。バスにひかれそうになったり高い木に登ったりしても、いつも助けたのはその天使だったのです。
私は時々、SNSなどで周りの友人たちが、家庭を持ったり、楽しそうに過ごしている幸せそうな姿を見るとつい自分と比べてしまい落ち込む事がありました。
けれど、この絵本を読んで自分の人生は、人と比べちゃ駄目だし今まで過ごしてきた日々は絶対間違っていないと強く励まされました。辛くて嫌な事なんて思い出してもいいことなんてありません。
それより楽しかった事や、誰かとおもいっきり笑った事を思い出すほうがよっぽど幸せな気持ちになれますよね。この絵本に出会えて本当に良かったと思いました。
私が一番この絵本に惹かれた所は、おじいちゃんが色々あった自分の人生を絶対に肯定しているところです。できない事も、とにかく失敗なんて恐れずやってみるという決断は、ものすごく勇気をもらいました。
これからの私の人生にぜひおじいちゃんの人生観を活かして過ごしてみようかと思いました。そして最後に、おじいちゃんの側にそっといてくれた天使のように、誰にだって温かく見守って助けてくれる人が必ずいてくれている事も忘れず、日々感謝しながらこれからをぜひ過ごしてください。
冬に読む絵本にぴったり。人生の幸福とは何かを教えてもらえる心温まる絵本だと思います。以上子ども館宗像でした。皆様メリークリスマス&良いお年を♪
この絵本のプレゼントはこちらからお申込みくださいね。
☆☆☆☆子ども館イベント情報☆☆☆☆
★おはなし会(毎月第4土曜日)※12月のみ変更します。
12/8 (土) 15:00~15:30
テーマに添った絵本の読み聞かせや手遊びをします。
※申込不要 ※参加費無料 ※対象:どなたでも
★日本朗読検定協会 おはなし玉手箱(毎月第4日曜日)※12月のみ変更します。
12/9(日)1回目 14:00~14:30
2回目 15:00~15:30
(1回目と2回目の内容は異なります。)
手あそび、紙芝居、大型絵本・・・等もします。こども達の感性を育み、
たくさんの夢とファンタジーをプレゼントしようとおはなし玉手箱を開催します
さあ、今月は玉手箱からどんなお話がとび出すでしょうか?
お楽しみに…
※申込不要 ※参加費無料 ※対象:どなたでも
★おさんぽサロン(毎月第2水曜日)
12/12(水)11:00~12:00
「絵本タイムを子育ての味方に」絵本講師が、読み聞かせを交えながら
子育てのエピソードやおうちでの絵本タイムの魅力をお話します。
※要申込 ※定員:10名 ※参加費無料
※対象 :プレママ・プレパパさん、子育て中の方、絵本に興味のある方。
主役は大人ですがお子様連れの方も大歓迎です。