1.共働きが増える社会的背景

子どものいる家庭ならば、今の生活だけでなく、将来のマネープランも気になるものです。
たとえば子どもの教育費は、幼稚園の年少から高校3年までの15年間、すべて公立に通った場合で約523万円
すべて私立に通った場合では約1,770万円とされています。


教育費に関してはこちらをご確認下さい。
>>ズバリ!子どもの教育費いったいいくらかかる?

そんな子どもの教育を考えると、たとえ現状「生活していける」収入があってもなかなか楽観できません。共働きで家計を安定させたいという願うことは、自然な流れではないでしょうか。
また実力のあり、自立する女性も多く、「結婚前のキャリアを捨てたくない」「自分でお金を稼ぎたい」と願う女性は、これからも増え続けていくでしょう。

しかも少子高齢化で労働人口が減っていく中、国にとって女性の就業率を上げることは切実な問題です。
そこで、2016年4月1日には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」が施行されました。これは企業に努力を促す法律です。
301人以上の従業員がいる企業には、女性採用比率や勤続年数男女差、労働時間の状況、女性管理職比率などの行動計画を作り、情報開示することを義務付けることで、女性が働きやすい環境づくりを促しています。


この他、2017年1月1日からは男女雇用機会均等法を一部改正して「マタハラ防止措置義務」も施行されます。
この法律により、妊娠や出産、育児を理由とした職場内での不当な扱い・嫌がらせを防止に努めることを事業主に義務付けています。

これらの法律は、まだ施行されたばかりなので、待遇面・仕事面で“男女平等”を本当に実現できるのかという答えは、まだ出ていません。

女性が働く環境づくりは、国や企業側に任せきりではなく、私たち女性自らが意識を変えて、社会に出ていくことが大切だといえるでしょう。

1-1.共働き世帯数と世帯年収

お友達やご近所さんを見渡してみると、仕事をしている人の割合は多くないでしょうか。実際、サラリーマンと専業主婦の家庭は今や少数派。共働き世帯数は年々増えています。

%e7%84%a1%e9%a1%8c
(出所:)平成26年版男女共同参画白書 – 内閣府男女共同参画局


共働き夫婦は約1,379万世帯、夫のみが就業し、妻が専業主婦の夫婦は約768万世帯(※1)もいるのです。ただ、女性全体の労働人口で見ると、20歳代から30歳代は低下し、40歳代後半をピークに上昇(※2)しています。これは1960年代後半から見られる現象で「M字カーブ」と呼ばれています。

共働き夫婦がとっても多いんですね。意外でした。
もっと子育てしながらでも働ける環境を作っていかなければいけませんね。!

20歳代から30歳代に女性の労働人口が減るのは、結婚後あるいは出産後など、女性のライフサイクルが関係していると考えられています。
確かに、子育てや家事と仕事のバランスは悩ましい問題です。
「働くことで家庭をおろそかにしたくない…」と、二の足を踏んでしまう人は少なくないのでしょう。


とはいえ、家計を切り詰めて貯蓄に励むのは限界があります。経済的なゆとりが欲しいならば、共働きすることが賢い選択といえるでしょう。
たとえば、給与所得者全体の平均給与は415万円。男女別の平均所得は男性514万円、女性272万円(※3)となっています。
一般的に会社員の給与所得は、年齢によって変わります。では子育て世帯の多い20代後半から40代後半までの収入は、どのくらいなのでしょうか。
次の表をご覧ください。

1202
出典:「民間給与実態統計調査(平成26年版)」国税庁

男性は年齢層に応じて平均378万円から629万円と年々上昇しています。女性は290万円前後と男性と比べて給与額は低め。それでも妻が収入を得ることで、世帯収入が増えるのはいうまでもありません。

もしも夫の収入だけで生活して、妻の収入はすべて貯蓄に回すことにすると、10年間で約2900万円前後も貯蓄できるわけです。
将来のマネープランを立てる上でも有利な状況です。


出典
※1「労働力調査」(2015年)総務省 ※2「男女共同参画白書(平成27年版)」内閣府 ※3「民間給与実態統計調査(平成26年版)」国税庁


1-2.多様な働き方

近年訴えられるようになった「働き方の多様性」をご存知でしょうか。働き方の多様性は変わりつつある現代社会に適合する、従来にはなかった働き方です。


例えば、雇用形態についても種類が多くあります。正規社員・派遣労働者・契約社員・短時間正規社員・パートタイムなどです。それぞれ契約形態が異なります。


「扶養控除」や「雇用形態の種類」などについては下記事で詳しくまとめていますので、よろしければご覧ください♪

詳細ページ
1 自分にあった働き方とは。雇用形態の種類
2 【主婦の仕事】2018年から配偶者控除の税金はどうなる?150万円の壁



しかし、なぜそういった新しい働き方が訴えられるようになったのでしょうか。


前述したように、共働きが増え、介護など男女ともに時間制約社員が増えてきたこと。
またIT技術などの進化により、パソコンさえあればどこでも仕事ができることが可能になってきました。
リモートワーク(在宅ワーク)、フレックスタイム制、短時間勤務、週休3日制など様々な試みがはじまっています。


例えば、在宅ワークは時間を気にしながら働く主婦には気になる働き方ですね。今は個人だけ在宅の仕事をすることだけでなく、企業でも在宅ワークを推進する動きがあります。
メリットとしては、自分の都合のいい時間帯に働くことができることが一番大きいです。


しかし、デメリットももちろんあり、顔が見えない仕事のやりづらさ。また時給計算ではなく”案件”の仕事が多いため必ずしも費やした時間が収入につながるわけではないということです。
詳しくは>>在宅ワークの働き方と可能性をご覧ください。

色んな情報を知ることで、自分にあった働き方を見つけてくださいね。


2.仕事?と思い始めたら、ライフプランを考えてみよう


2-1.長期的に考えてみる

結婚、出産を機に仕事は辞めて、今は子育てに専念しているけれども、「仕事をまたすることもアリかも?」そんな風にふと考えだすこと、ありますよね。
いつかは・・と考えてはいるけれども。それは今?来年?5年後?


ライフプランを考えてみてはいかがでしょうか?ざっくりでかまいません。1年後、3年後、5年後、10年後、子どもは何歳ですか?ママ・パパは何歳ですか?
その時々に、必要なお金はいくらですか?(入学やマイホームなど)またママとパパの夢は何ですか?毎年の家族旅行なども考えてみて。


こちらを参考に考えてみてくださいね。>>ズバリ!子どもの教育費はいくら?ラクに貯金するコツ、見直したいお金の話


この長期的な視点から見るだけでも、今やることが見えてきますね。
教育費に1000万!!と驚き、嘆くだけで終わっていませんか?月に5万円のパートでも、5万×12ヵ月=60万円。60万円×15年=900万円!!なのです。

2-2.優先順位を決める

「優先順位、今は子育て!」と思うママがほとんどではないでしょうか。子育ては今だけ、手をかけてあげられるのは「今」なので優先。
それはそうだと思います。私も子どもが生まれてきてからずっとその考えです。


しかし、だからと言って、「子育て」だけをする時期だと考えるのはちょっと待ってください。ライフプランからも見たように、近い将来をみても「働く」ことも、自分の夢をもつことも大切なことには変わりありません。


「全てをする」と考えてみてください。欲張り?なんとでも言ってください!笑
しかし、子育てをし、働くということは今の日本には必要とされているのです。子育ても仕事も、バランスを考えながら時間を使いましょう。


しかし、心の中では優先順位があります。一番は子ども。だとすると、仕事がハードなときに、必ず夕方以降は子どもとの時間を優先させてこの期間は残業しない。

また、もし大事な仕事と参観日が重なってしまった場合、優先順位を子どもにすると決める。などです。
両立が難しそうだから・・・と言って、また完璧にすることが求められるからと勝手に思い込み、しんどくなってしまいどちらか片方を諦める時代ではありません。


現実的に、教育費なども考えてみると、あなたにとってのベストとは何でしょうか?旦那さんに「もっとお給料を上げてもらってよ!」「このままじゃ2人目を産めないわ!」なんて文句ばかり言って時間を過ごすことが、いかにつまらないか。と、私は思ってみたりするわけです。

2-3.ブランクが心配

とはいえど結婚や出産・子育てで一度仕事をやめてしまうと、再就職に踏み出す勇気が出ない…と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
ブランク期間がある人が、社会のスピード感や仕事の責任が増えることに、プレッシャーを感じるのは当たり前。


しかし、家庭で家事・育児を経験すると集中力が増していたり、作業を同時進行させるスキルや、困難に直面したときの精神力が以前と比べて上がっていると感じませんか?それも社会人として立派な強みになるのです。自信をもって挑戦していきましょう!

子育ても立派なキャリアってわけね。最近、「主婦求む!」という言葉も増えてきた気がします。



こちらもご覧ください。>>子持ち主婦の再就職応援!ブランクが心配なママがはじめる最初の一歩


2-4.モチベーションとキャリアを考える

ふと、雑誌などを見ていて「仕事をしてる女性、カッコいいなと思ったことありませんか?私は専業主婦時代に思ったことがありました。大変そうだと思いながらも。


再就職のステップとして大切なことは、働く目的をはっきりさせること。収入を得ることや、社会との接点を作ること、自分自身の成長など、働く理由は人それぞれ。
ただ何となく仕事を探すだけでは、自分に合った仕事を見つけるまでに時間がかかってしまうかもしれません。


仕事が見つかったとしても、働いているうちに何となく違和感を覚えたり、仕事に行くことが苦痛になったり。
そんな不調は、自分が仕事をする目的と職場が求めるものとのミスマッチによって起こりやすくなります。だからこそ、自分がなぜ働くのかを改めて考える必要があるのです。


その理由によって希望する働き方や仕事内容も見えてくるでしょう。

「私が働く目的?お金がほしい!って思うけど、そんなに深く考えたことなかったわ」
「この機会に是非、考えてみてください。『とりあえず』という思いで働き始めると、あっという間に日々に流されてしまいますよ。

特に意識したいのは、「長く働き続ける」視点です。たとえ40歳からの再スタートでも、20年以上働き続けることが可能です。パートやアルバイトでも「たいした仕事ではない」などと思わず、これから経験を積んでいくことで、将来的にキャリアアップしていくイメージをもちたいものです。


こちらもご覧ください。>>仕事をするメリット・デメリット。働く目的とモチベーション



またライフサイクル全体から、再就職のタイミングを考えることも重要です。たとえば二人目、三人目の子どもが欲しい!と計画している人に知って欲しいのが、出産育児一時金や育児休業などの出産にまつわる制度です。


産前産後休業や育児休業を取得し、給付金や社会保険料免除などのサポートを受けようとすると、雇用期間や雇用形態などの条件を満たしている必要があります。


それらの条件を最初に確認しないまま働きはじめて、いざ育児休業を申請しようとするとトラブルになってしまったということも。「せっかく再就職したのに、出産後に復帰できなくなった」なんてことにならないように、ある程度先のことも見通しを立てておくことをおすすめします。

詳しくは>>要チェック!『産休』・『育休』・『介護』のサポート制度と給付金についてをご覧ください。


3.何から始める?


3-1.家族に相談してみる

モヤモヤとしている段階でもいつでも、旦那さんに相談してみませんか?いきなり行動しては旦那さんも驚きます。笑。


こういった考えで、働くことを考えている。メリットもデメリットも理解している。でも私1人での問題ではないので、是非一緒に考えてみてほしいと伝えてみてください。
実際にこれからいるお金の計算。子育て以外の夢や現実。旦那さんの病気などのリスクも考えて、ママが仕事をするメリットをしっかりと自分の言葉で伝えてみてください。

まずは、隣にいる旦那さんを「味方」につけることが今後の生活に大きく関わってきます。また旦那さんだけでなく、おばあちゃんやおじいちゃんにも相談を。


3-2.資格取得を考える

ブランクを埋めるためにも、また長く安定的に働くために資格取得を考えるママは多いでしょう。確実にキャリアアップし、また自分の強みを増やすことは大切です。


資格取得といえども、独学・通信講座・通学講座などがあります。今の自分ならどれを選ぶことがベストなのでしょうか。資格取得にとれる時間や、お金も大事な要素ですね。


またハローワークなど公共の期間では無料で受講できる講座もあります。その他にも今は国の支援で様々な資格受講が無料ででき、就職までをフォローしてくれる機関も多いです。
是非、面倒臭がらずに調べてみてください。

>>仕事に必要とされる資格とは?どうやって取得する?ハローワークなら無料でこんなに!

>>就職に有利?な資格。通信講座で人気の資格を見てみよう



ママ子

私は簿記の2級を勉強し合格しました。なぜ簿記を?それはたまたま、前職のときに会社でみんなで勉強したからです。新しい資格にに挑戦するよりも、少しでも知っている分野からという理由です。笑。
しかし、まだ勉強できる自分がいる!と思うことでとても勇気がわき、仕事を始める一歩になりました。


3-3.子どもの預け先、サポート体制を整える

パートや派遣社員、正規社員にかかわらず、転職・復職するにあたってまず決めておきたいのが子どもの預け先。

待機児童の問題が世間を騒がし、「保活」という言葉も世に出るようになりました。「保育園に入るのは大変だ」「保育園のために引っ越す」などさまざまな情報が流れていますが、そうした情報を聞いて焦るだけでは保育園に入ることはできません。


最近は、いろんなタイプの保育園も増え、働き方に合った園選びもできるようなってきました。まずは保育園にはどんな種類があるか最低限は知っておきましょう。



保育園は大きく、認可保育園と認可外保育園の2つに分かれています。そしてその中でも公立と私立に分かれています。
また.幼稚園と保育園が合体した「認定子ども園」も2006年にできましたね。それだけでなく、最近は「保育ママ」「ファミリーサポート」「預かり保育」なども出てきました。



それぞれにいいところ、悪いところがもちろんありますが、事前にしっておき選択することが大切です。
詳細は>>【保育園の種類といいところ・悪いところ】働く主婦の基礎知識を参考にしてみてください。



次に保育園はどのように探せばよいのか入園するためには何が必要なのかなど知っておく必要があります。
・ネットよりも市役所へ情報を取りに行く
・入園するまでに考えておくことは?
・保育園の見学は必ず行くこと!
・入園の申請はいつ?


不安になるよりも、1つ1つつぶしていきましょう。
詳細は>>保育園探しの手順とポイント!~主婦が仕事を考えたらを参考にしてみてくださいね。

多くは幼稚園や保育園、託児所、学童保育などを利用することになりますが、万が一お迎えに間に合わないときや、台風や学級閉鎖などで突然休園になったときの対策もシミュレーションしておきましょう。


特にフルタイム勤務は、生活習慣ががらりと変わるので、時間のやりくりを十分に検討するのがポイントです。あらかじめ対策を立てておけば、面接で子どものことについて尋ねられても自信を持って質問に答えられるでしょう。


3-4.子どもの預け先を探すのが先?就職活動が先?

子どもの預け先を探すのが先?就職が活動先?これも永遠の課題のような気がします。預け先も決まらなければ仕事は決めれない。ママも会社も当たり前の話です。


しかし、現実には仕事が決まっていないと保育所は優先順位が下げられ入れない。どうしろというのでしょうね。笑。


しかし文句を言っていても先に進めません。例えば、無認可であっても、一時保育メインのところでもまず、確保するということです。
4月や9月の正規の申し込み以外の場合は特に。


まず預かってくれるところを探し、働く時間帯で預かってもらう。最初は先行投資のような形にはなり、もったいない気がしますが仕事さえ見つかれば取返しがつきます。
最初のこの投資さえも「もったいない」と思っていては前に進みません。ここも少し長期的な視点で、結局どっちがベストかを判断してみましょう。


4.さぁ!主婦の仕事探し!


4-1.自分にあった働き方を見つけよう

一昔前は、正規社員として働くことがよしとされてきましたが、今や派遣労働やパート・アルバイトで働く人も含めて非正規雇用は約4割を占めています。
それに伴い、非正規社員の雇用対策も変化し、正規社員が最善の働き方だとは言い切れなくなってきました。


そうなると、仕事選びの基準の一つに考えられるのは条件です。どんな条件にこだわりたいのかを明確にしながら、自分にあった働き方を見つけたいですね。
どのような雇用形態があるのかは>>主婦が仕事を始める前に知ってほしい。自分にあった働き方は?をご覧ください。

その中でも、「在宅ワーク」は主婦が仕事を探す上では押さえておきたい1つとなってきました。パソコンが主流のこの時代だからこその働き方です。
在宅で仕事ができるなんて!!子どもが小さくて
・職場に行き来する時間が節約できる
・よく体調を崩す年齢なので、看護することができ、合間で仕事ができる
などといいところもいっぱいあります。


今は個人だけでなく、企業が大々的に取り入れることも多くなってきました。
在宅ワークのいいところは?必要なことは?など詳細は>>【在宅ワークの働き方と可能性】主婦が仕事を探すなら知ってほしい!をご覧ください。


4-2.具体的な仕事の探し方

計画を立てるためには、就きたい仕事、働きたい条件を決めましょう。パート・アルバイトを探す場合は、家からの距離や希望するシフトと勤務時間などが条件として挙げられるでしょう。こだわる条件と妥協できる条件の優先順位を決めておくと仕事選びがスムーズです。


仕事選びのポイントとしては、将来性があるか(正社員の登用や、給与アップがあるか)、また職種(事務・接客・作業系など)自分にあったものを考えることも大切です。


また時間も大切なポイントになりますね。単純に「子どもが小さいからフルはダメ」と考えるのではなく、少し長期スパンで考えてみましょう。


またスキルも考慮しましょう。主婦のスキルはなかなか評価が高いのですよ。これを機に資格取得も考えてみることもいいかもしれませんね。
こちらの>>主婦の仕事選びのチェックポイント6選のページも参考にしてください。


給料や勤務時間などの“相場観”を養っておくことも大切です。求人サイトやチラシなどで、どんな仕事があるかをリサーチしてみましょう。
パートやアルバイトは、応募から勤務開始までの期間が短いですが、正規社員や契約社員は、採用されるまで、ある程度時間がかかることも覚悟しましょう。


具体的な求職活動には、求人サイト、ハローワーク、人材紹介会社、自己応募などが挙げられます。

4-2-1.求人サイト

求人サイトとひとえにいっても、今ではネット上に数多くのものが存在しています。どこも同じでしょ? という声も聞こえてきそうですが、そんなことはありませんよ!


30代以降の主婦には、“求人サイト”なんて使いこなせる自信がないわと思う方も多いかもしれません。しかし、このネットの時代は避けて通れません。逆に言うと、求人サイトを味方にすることがとても大切です。


転職サイトの大きな特徴としては、数がとても多く見れるということがありますが、逆に多すぎてあたりを付けれないなんてこともあります。
ではチェックポイントは何でしょうか。以下の3つは是非抑えていただきたいです。

◆求人数
◆スカウト機能
◆使いやすい設計


求人サイトについて、詳しい見方や使い方については>>【求人サイト】特徴と使い方とポイントの徹底解説をご覧ください

4-2-2.ハローワークなど

仕事を探すとなると、一番に思いつくのはハローワークではないでしょうか。でも今さらハローワークなんて・・・と思っていませんか?
今はマザーズハローワークといって、ママのためのハローワークがあるのですよ!


詳しくは>>子育て主婦の仕事探し ~マザーズハローワーク・求人サイトなどをご覧ください。


また、マザーズハローワークの体験談は>>マザーズハローワークに行ってきました!をご覧ください。


5.ママの就職活動、いざ開始!


5-1.応募

応募する前に、職場の規模や仕事内容を把握しておきましょう。そのためにも、求人広告の内容や求人企業のホームページは念入りにチェックしておくことが大切です。


社歴や事業内容、取扱い商品またはサービスなど、細かい部分まで目を通すことで、求人企業の職場像をイメージしやすくなります。


転職サイトから応募する場合は、サイトから応募するための応募フォームがあります。職務内容や自己PR、企業へのメッセージなどが書き込めるようになっている、いわばオンライン上の履歴書です。


書き込むべき必要要素はすべて埋め、自由記入欄には適度に改行を入れて、読みやすくなるように作成しましょう。


求人情報誌などは、「電話連絡の上、履歴書、職務経歴書を郵送」などと書いている企業を見受けます。これは求人誌の場合、すでに募集が終了してしまっている可能性もあるためです。現在も募集を行なっているかどうかを事前に確認する際は、あらかじめ質問を整理しておきましょう。


一通り聞いて、新たな疑問が生じることもあるかもしれませんが、しつこく質問するのは相手を困らせることになりかねないので、電話は手短に済ませるのが得策です。電話をかける時間帯は、始業~1時間後や12:00~13:00の昼休憩を避けるなど、相手への気配りも肝心です。


また、応募書類を郵送する際には、添え状を同封しましょう。内容は、どの求人情報を見て、何職に応募しているのか、何の書類を同封しているのか、といったことを書くと採用担当者にも伝わりやすくなります。

5-2.履歴書を書くコツ

中途採用であっても履歴書で選考する企業も多いもの。自分を紹介するためのファーストステップです。
それだけに、有効な自己PRを盛り込んだ履歴書を作成したいですよね。言うまでもなく、コピーを送ったり、古い履歴書を使い回したりはしないように。


応募の意欲と熱意を込めて、履歴書を書き上げていきましょう。さらに、履歴書で押さえておきたい重要なポイントは次の通りです。


●字が下手でも、手書きで読みやすい字を丁寧に書く。
●貼付写真は身だしなみを整える。
●空欄が多いのはマイナスポイント。
●本人希望欄には志望動機を明確に記入。


採用担当者が履歴書を見るポイントは、「この人は何ができるのか?」「どのように会社の利益に貢献してくれるのか」という点です。
>>【履歴書の書き方と面接のポイント】主婦が仕事を始める前にチェック!こちらの参考にしてみてくださいね。


履歴書の中では、簡単な仕事内容や部署での役割などが分かるようにして、職務経歴書に詳細を記入しましょう。
職務経歴書は、「どこで」「何を」「どう経験したのか」を具体的に説明します。


またママはブランクが気になりますが、ブランクをどのようにうまく履歴書に書いていけばいいのでしょうか。>>ブランクが心配な専業主婦へを見てくださいね。

120203

5-3.面接について

書類選考に通過した場合、次のステップは面接です。しっかりと事前準備をして、本番に臨みましょう。そこで面接担当者が注目する主なポイントは次の3つ。


1.ビジネスマナーなどの基本的なスキルを備えているか?
2.経験や資格、能力などのスキルを備えているか?
3.一緒に働きたいと思える人間性を備えているか?


つまり面接では、仕事のスキルだけでなく、人間性を見ているということです。
マニュアル通りの受け答えが良いとは限りませんが、やはり基本的なスキルを踏まえた上で「仕事に本気で取り組む姿勢」を見せたいものです。


自己紹介を求められた時には、「氏名」「職務経験の概要」「業務上注力した点とその成果」「スキル・ノウハウ」「入社後の目標」などを紹介できるようになるのが理想的です。


さらに、ビジネスマナーや人間性の表現において、気を付けたいことも確認していきましょう。


●ビジネスマナー
時間を守れないという人は、仕事で信用されなくても当然のことです。面接担当者はあなたのために時間を割いているということをお忘れなく。
相手を困らせてしまうのが、約束の時間より大幅に早く到着してしまうこと。1時間前、30分前などに着いても、評価されることは滅多にありません。


面接時間の10分前に受付に到着することを目安に、お手洗いや身だしなみを整える余裕をもって面接会場に向かいましょう。
持ち物を指定されていない場合でも、筆記用具は持参するのがベストです。

●身だしなみ
服装については職場や職種によって変わります。オフィス勤務の場合はスーツ着用で。
明らかにカジュアルな職場でも、ジャケット着用で臨むとキリッと引き締まった印象をアピールできます。
メイクや髪型は清潔感のある印象が第一。オフィス向けのナチュラルメイクにすることや、仕事をしやすいヘアスタイルを心がけましょう。


人柄
自分自身の人柄を表現するには、基本的なマナーや立ち振る舞いなどのビジネススキルができていることは大前提です。
面接会場では、常に人の視線を意識し、あいさつや会釈、笑顔などを心がけましょう。


中途採用で企業が求めるのは即戦力。「一緒に働きたい」「職場の社員とうまくやっていけそう」といった評価を得るためには、積極性を伝えておきたいですね。
新卒時代の「教えてもらう」意識は歓迎されません。

仮に未経験の仕事に応募した場合でも「こういう点で貢献したい」という意欲を、どれだけ伝えられるかがカギとなります。


ただし、福利厚生や昇給、残業の少なさなど、自分にとっての都合を優先した質問を繰り返すと、採用担当者に不安を抱かせてしまいます。
面接は自己アピールの場ではなく、企業と応募者が互いの意志を確認し合うもの。

「貴社で○○○に取り組み、○○○を貢献していきたいと考えております。だから福利厚生が充実していて、働きやすい環境に魅力を感じました」という程度にとどめておいた方が良いでしょう。
自分の思いを正直に伝えることは大切ですが、あくまでも相手を意識して、本音のさじ加減をしていきましょう。


最後に

    女性の活躍が期待されている時代。女性が仕事で活躍できる社会は、女性一人ひとりの行動力にかかっているといえるでしょう。
    やりがいや収入は、仕事を経験するからこそ得られるもの。
    もう一度、転職・復職にチャレンジして、自分らしい働き方を見つけていきませんか。