今回は大阪府吹田市から「FPオフィス ウーマンプラス」の久保田あき さんにインタビューをさせていただきました。

今回はどうぞよろしくお願いいたします。まず久保田さんは、離婚・年金・投資・格安simや家計アプリなど範囲が広すぎて驚きました。尊敬です!
知りたい!と思うモチベーション、また勉強方法などあれば教えてください。
ありがとうございます。実はどれも自分の家計に役立てるために調べたものばかりなんです。「ちょっとでもオトクなのがいい!」という(笑)「自分ごと」だからこそのモチベーションだと思います。


特別な勉強方法はないのですが、強いて言えば、なるべくその道の専門家に直接教えてもらうようにしています。「餅は餅屋」と言いますが、自分であれこれ調べて悩んで行動できないより、プロに頼んで、早く的確な方法を教えてもらう方が、効率がいいと思うので。


お金の面も同じですので、1人で悩んで上手くいかないママさんには、ぜひご相談いただきたいなと思います。
まずは「自分ごとで」ですね。そこから人に伝えていきたいと思われるのですね。
久保田さんもお子さまがいらっしゃいますが、その中で「(子育ての)手当っててずっとあるわけじゃなくて、年を追うごとにちょっとずつ終わっていきます
で、子どもが独立した後は、自分の生活費も貯金もぜんぶ自分で稼がないといけなくなるんですよね。」
とありました。確かにそうです!久保田さんをいろいろと知るうちに、「ちゃんと自分で稼ぐ力」がキーポイントだと感じましたが、いかがでしょうか。
そうですね、私にとっては離婚の経験が大きかったと思います。それまでは、夫が働いて、毎月決まった額のお給料が入ってきて、その中でやりくりするという生活を、当然と思って暮らしてきました。


それが突然、半減することになって…子ども達と私とで生活していけるんだろうか、住み慣れた家から出ないといけないかも?と、毎日怖くて怖くて、おびえ切っていました。自分以外のまわりのご家族が全員幸せに見えて、みじめで子どもに申し訳なくて。


同時に、収入のない自分が情けなくて、女性にも経済力が必要だと切実に感じました。そんな体験が、今の活動のベースになっていると思います。
コラムにも書いていただきましたが、「自分には関係ない」と思い込んでいることから避けていて、直面したときに困ってしまう方が多いのですね。
そんなお忙しい久保田さん、大阪府吹田市で『障がい者施策推進委員』になられたとお聞きしました。経緯などお話しいただけますでしょうか。
うちの15歳の娘には中度の知的障がいがありますので、いわゆる「健常児の子育て」とは違うことが多くて、ずっと苦労してきました。それでも近年は、「障がい児」に関する療育はだいぶ充実してきたと思います。


ところが、大人になってから「障がい者」がどんな生活を送るのか、何が問題で親はどう備えたらいいのかについては、今も情報がとても少ないのが実情です。先が見えない不安から、将来を悲観して、子どもに厳しく当たってしまうママも多い。


だから、行政はもっとオープンに情報提供をしていかないといけないと思うし、FPならではの出来ることがあるのではないかと思って参加しています。


親の会や障がい関連の事業所さんで講座をすることも多いのですが、「知らないことだらけでした」「思ったよりセーフティネットがあると知って安心した」「親としてこれからの心構えが分かって良かった」という感想をたくさん頂いています。

このようなお話しを聞くことが、まさに現場の声だと痛感します。その中で自分にできることを行動しておられる久保田さんは凄いです。
ご自身のプロフィールに、「中身は『浪速のおかん』」。とありました。笑。少しご説明いただけますでしょうか。
またFPとして大切にしている思いも教えてください。
実は「浪速のおかん」と呼ばれ始めたのは、大学生時代からなんです。私、もともとお節介なタイプで、何かこれええやんというのを見つけたら、周りに「なぁなぁ奥さん、こんなん知ってた~?!」と言わずにはいられなくて。大のお笑い好きですし。


FPとして『ママ目線でムズカシイお金のはなしを分かりやすく伝える』ということを大切にしているのですが、それにはこの性格がとても役立っていると思います。
なるほど!そして私たちは、そんな「知ってた~?」を常に教えてほしいと思っています!久保田さんのFPとしての強み、または「こんなことなら私に任せて!」というところなどありましたら教えてください!
「当事者目線」がとても大切だと思っているので、やはり自分の経験にもとづくお金の知識が強みであると思います。具体的には、女性の再就職や離婚、ひとり親家庭、教育費や奨学金、障がいのある子のライフプラン、親亡き後のお金問題など。


先ほどお話した通り、「ムズカシイお金のはなしをわかりやすく伝える」のが得意ですので、これからもたくさんの方にお会いしていきたいです。

では最後に今後の夢をお聞かせください!
「ママが元気で子どもも元気!」が何よりいちばんだと思うので、生活に直結する「お金」の面で、ママの元気をサポートしていきたいです。
【プロフィール】
お名前:久保田あき
事務所名:FPオフィス ウーマンプラス
大阪府吹田市