今回は茨城から「女性のためのマネー&キャリア相談室FP事務所マネーサロンキャトル」の内村しづ子さんにインタビューをさせていただきました。

今回はよろしくお願いします。一番最初に気になったのが、「マネー&キャリア相談室」をされておられますね。
数多くあるキャリアの本の中でも、お金と併せて伝えておられる人は少ないと感じます。これを始めようと思ったきっかけなどございますでしょうか?
もともとはファイナンシャルプランナーとして女性向けマネーセミナーの講師や家計個別相談を受けていました。そこで気づいたのです。
女性の働き方、特に母親になってからの女性の働き方によって家計の状況も変わってくる


晩婚化で10年近いキャリアがありながら、出産育児でお休みした後の母親は、自身のキャリアに対しての自己評価が非常に低い。なんかもったいないな…という思いもありまして、自分や周りの働く女性や経営者の視点も踏まえて、マネーセミナーや相談の中でキャリアに対しての話をしたり、ご相談を受けたりするようになりました。

「ライフプラン表を作成して、40年先までイメージしていきます」とありますが、40年先?!と驚きました。が、人生80年以上。そのくらいでちょうどだと気付きました。40年先までプラン表を作成したママたちはどんな風に感じる(変わる)のでしょうか?
私の場合、育児休業中やお子さんが小さい方の相談が多く、相談者の多くはこれからマイホーム購入を考えている方がほとんどでした。住宅ローンを30年、35年で考えている方が多いので、必然的にライフプラン表も40年になったのです。

プラン表を目にした方は、自分や夫が定年した後の生活イメージをしたりしています。子どもが巣立っているのに、住宅ローンをまだ払っているなんて…そんなのイヤだわ!とか(笑)長いスパンで人生をみると気づきがあって面白いようです。今だけでなく先を見越した選択ができるようになっていきます。


”先を見る”はとても大切な視点ですね。内村さんの言動は説得があります。例えば「WAFP関東女性FPの会」理事に新任されたとありました。また新しい学びのために東京へ通学しているとも!未来へ繋がっている気がします。まだお子さまが小さいママなどは、新しい世界に、行動に一歩がなかなか出ません。どんなお気持ちだったのでしょうか。皆さんにアドバイスがあれば一言お願いします。
大きな一歩でなく、小さな一歩、半歩でもいいので、小さな勇気を出して踏み出してください。その積み重ねが大きな一歩になります。



もちろん初めてのことに挑戦するのはドキドキするのですが、小さなドキドキを乗り越えると新しい世界が見えます。これは子育て中の方ならお子さんの成長とも照らし合わせることができると思います。


お子さんだって初めて挑戦するときはドキドキして不安になる。人から見たら、「そんなことで」って思うことも、その子にとって初めてならドキドキしますからね。そこはママも同じだし、「わかるな~」って感じで、共感してあげられると思いますよ。

(茨城にて女性4人で立ち上げたママレボリューション1周年記念パーティー)


とても前向きな内村さんですが、今までで(個人的でも、子育てでも、FPの立場的にでも)辛かった、しんどかったことは何ですか?また嬉しかったことは何ですか?
つらかったことは、忘れてしまいました。仕事では悔し涙をこぼしたこともあるかと思いますが、つらいことって忘れてしまうようです。ただ悔しさを感じたときほど力が出て、自分自身が成長するタイミングなのかなとも感じます。

嬉しいのは、セミナー参加者やご相談にいらした方が笑顔で「ありがとうございます」と言ってくださるときです。
(下記写真は、私立幼稚園でママ向けの講座&ワークショップの様子)


素敵な考え方ですね。最後に今後の夢をお聞かせください!
人生100年時代、その時々で自分にとって心地よい働きかたが選べる状況を作っていけたらいいなと思います。旅が好きなので、旅をしながら仕事するとかもいいなと思いいます。

(下記写真は、同じくママレボリューションで市の委託事業を受け、公立中学校8校で特別授業した様子)


【プロフィール】
お名前:内村しづ子 さん
事務所名:女性のためのマネー&キャリア相談室FP事務所マネーサロンキャトル
住所:茨城県水戸市(都内へは週3~4日)