専業主婦として家事や育児に専念してきた女性が、社会に出て働く。
それは大きな生活の変化であり、専業主婦の女性にとっては大きな挑戦です。


長い間ブランクがある自分が、本当に働くことが出来るのだろうか?家事と両立させることが出来るのだろうか?
専業主婦の皆さんは、そんな様々な不安を抱えながら就職に挑戦することになります。


そして、主婦を雇用しようと思っている企業側にも雇用への不安があります。
雇用後は長く働き続けてくれるのだろうか、家庭の事情で突然辞めてしまうことはないだろうか。


主婦は家族の状況にどうしても左右されやすい側面があり、そのことを知っている雇用側も慎重になります。
そのため、主婦が仕事を探すときには、いくつか気を付けたいポイントがあるのです。

今日はそのポイントの中から大切なことをお伝えしていきたいと思います。

1.まずは履歴書を作成してみよう!主婦が大切にしたい志望動機のポイントとは?



仕事を始めるときにまず必要になるのは「履歴書」です。履歴書の中でも大切な項目は“志望動機”です。
ほかでもないその職場で自分が働きたいと思っているのはどうしてなのかを限られたスペースに分かりやすく記載する必要があります。

1-1.働きたい理由をはっきりさせることが大切

履歴書の作成で大切なことは、「働きたい理由」を明白にすることです。
空いた時間が出来たから、家の近所だから、雰囲気が良いからという曖昧な理由では、“別に自分の会社じゃなくても良いのではないか”と先方に思わせてしまうことになります。


もし、仮に曖昧な理由がメインだったとしても“この職場で働きたい”と相手に感じさせるような志望動機を伝えることが大切になります。
>>主婦が仕事をするメリット・デメリット。働く目的とモチベーションの保ち方こちらも参考にしてみてください。

1-1-1.自分の立場だけでなく、採用する側の立場に立って考えてみよう

そのためには、自分の事情だけではなく雇用する側の立場に立って考えてみることが大切です。
雇用側が求めているのは、職場の環境を大切にしながら仕事に貢献してくれる人間です。

そのためには、“この職場のこういうところが好き”“この職場だから働きたい”と思えるポイントを探してみましょう。
例えば、周りからの評判が良いことや自分のやりたいことにこういう点が合致しているということをアピールしてみてはいかがでしょうか。

1-2.文章は適度な長さにすることを心掛けて!

志望動機は欄の最後まで書くことが望ましいとされています。しかし、大切なことは読みやすさです。


枠を全部埋めるために不自然に大きな文字を書いたり、熱意を伝えるために細かい文字で多くの情報を書き入れたりすると、非常に読みにくくなってしまいます。
先方の読みやすさを意識して、適度な文字の大きさで志望動機の枠を埋めるようにしましょう。

2.採用の合否を決めるのは面接場面!自分の希望を具体的に伝えることの大切さ


履歴書が通過したら、次は採用面接です。そして多くの場合はその面接で合否が決定します。
採用面接で大切なことは、自分の希望をしっかりと先方に伝えることになります。

2-1.私がやりたいのはこんな仕事!自分の希望を伝える為に知っておきたい専門用語

仕事の内容は、多岐にわたります。「事務」と一言で言っても、その仕事内容は勤怠業務・経理業務・在庫整理など色々な種類があります。
その種類によっても仕事内容は大きく変化してきます。

まずは自分がどのような仕事をしたいのかを整理し、採用面接で自分の希望を具体的に伝えられるように準備しておきましょう。

2-2. 今までの仕事の経験や人生の経験を生かした自己アピールを

挑戦しようとする仕事内容が以前経験したことがある場合は、非常に有利になります。
その場合は、いつ、どのような職場で、どんな仕事に就いており、その経験をどのように生かせると思うのかを先方に伝えることが大切になります。


もし挑戦しようとしている仕事内容の経験がなかったとしても大丈夫です。今までの生活の中で、必ずその仕事に生かせる経験をしてきたことがあるはずです。
そのような経験を面接でしっかりとアピールし、自分がその仕事に向いていることを伝えていきましょう。


例えば事務仕事に初めて挑戦する場合は「コツコツと作業をすることが得意」であることを伝えるなど、仕事にあった自分の特性を伝えていくと面接を有利に進めることが出来ます。
>>子持ち主婦の再就職応援!ブランクが心配なママがはじめる最初の一歩こちらの「3.ブランクを克服するためには自己分析も有効」も参考にしてください。

3.言葉選びが肝心要!言い方次第で印象が変わる!


しかし、中にはどうしても自分の条件と職場が求めている人物像が一致しないこともあります。
それでもその職場で働きたいと思ったら、言葉選びの工夫をしてみてください。それによって、先方に与える印象を大きく変えることが出来ます。

3-1. 自分の不利な条件でも、言い方を工夫することで良い印象を与えられる

事務の仕事に挑戦したいけれど、パソコンの操作に自信がない。その事実をそのまま伝えてしまうと、条件が合わないということで不採用になってしまう可能性が高くなってしまいます。


しかし、“仕事でパソコンを使用した経験はないけれど、自宅にあるパソコンを日常的に使用しているので、文章の入力には問題がない”と伝えるだけで、その印象はずいぶん変わります。
条件が不利でも、その中で自分が出来ることを積極的に伝えていくようにしてみましょう。

4.まとめ



それまで家庭で家事や育児をこなしていた専業主婦の女性が、社会に出て仕事をするということは、とても勇気がいることです。
しかし、やってみたい、挑戦したいという気持ちが出てきたら、勇気をもってその一歩を踏み出してみましょう。

まだ具体的に会社が決まっていなくても、練習で履歴書を書いてみるというのは大きな1歩になります。
気が引き締まるといいますか、気合が入りますよ。今は、ネットで無料で履歴書をダウンロードできますので是非試してみてくださいね。