1.そもそも簿記とはどんな仕事?

1.簿記は主婦に人気の資格!でも、本当にそんなに良いの?

 簿記は資格の中でもよく知られているもので、主婦の方にもなじみが深いかもしれません。
商業高校出身の方などは、学校で勉強されたことでしょう。簿記は、いくつかの団体が主催していますが、資格として有用なのは、日商簿記です。


正式名称は、日本商工会議所主催簿記検定といいます。経営者の団体である商工会議所が主催しているために、経営者への認知度が抜群です。
以下では、日商簿記検定について見ていきます。

簿記とは経理職で必要とされる資格なので、一般会社の経理職について見ていきましょう。
経理の仕事は多岐にわたります。たとえば、入出金の管理、収支バランスの管理、事業部との収支に関する折衝、財務諸表の作成、有価証券報告書などの作成、公認会計士との折衝、税理士との折衝、原価計算、取引先の与信管理、決算業務、連結決算業務といったように、非常に多岐にわたる仕事を行っています。

 残業の有無や休みやすさについては、経理職がどのような規模の企業、あるいはどのような場所の企業でも必要とされている以上、雇われた企業によりまちまちです。普通のサラリーマンと同じです。

3.簿記は本当に主婦向けの仕事?

 経理職が主婦に向いているかというと、経理職は一度経験を積めば、出産などで現場を離れても、また仕事を見つけやすいという点で、主婦に向いていると言えます。
一般に、経理職には、会計ソフトが導入されているので、パソコンに強いことは、経理職を目指す上で強みになると思います。

2.簿記職のいいところ

 いいところは、一定のスキルを身につけておけば結婚・出産・子育てなどでしばらく職場を離れても復帰することが可能であることです。
 営業などよりも、比較的残業が少ないところもいいところです。
 会社の意思決定に必要な資料を作成するので、やりがいがあります。
 転職する際、どこの企業にも経理財務のポジションがあるので、転職しやすいです。

3.簿記の資格は本当に仕事に活かせる?そもそも、簿記は資格がないと就けない仕事?

 簿記の資格は、就職・転職する際にも評価されますし、実務で経理を担当する際も、基本的な知識を身につけることができるので、取得することは役に立ちます。簿記は、商工会議所が主催している検定ですので、国家資格ではありません。そのため、簿記の資格を持っていなくても、経理の仕事に就くことはできます。


 資格手当については、企業によるでしょうが、日商簿記2級で3,000円から5,000円の手当が支給されることがあるようです。また、経理職を目指すなら、最低限日商簿記2級を取得していることが、転職などの際条件となっていることがあります。

4.簿記の資格取得の難易度は?独学でも取れる?

 日商簿記は3級から受ける人が多いと思います。(2級からいきなり受験することも可能ですが、その際も3級の知識が必要になります。)日商簿記3級までなら、以前、学校などで知識を学ばれた方でしたら独学で合格することが可能かもしれません。テキスト、問題集もたくさん出版されています。
初心者の方は、通信・通学がおススメです。

5.簿記の資格取得後、すぐに仕事に就ける?

 インターネットハローワークサービスで検索すると、「東京都」で「会計事務の職業」で検索すると、1,814件の求人があります。「大阪府」でも、「会計事務の職業」で、1,271件の求人があります。なかなか多いと言えるのではないでしょうか。

6.主婦が簿記を取得するなら、通信教育がオススメです!

 日商簿記2級を取得するためには、三つの方法があります。
 一つは、スクールに通う方法。スクールも街中にたくさんあると思います。費用がかかるのが難点ですが、簿記が全然わからない方は一考の余地があります。


 二つ目は、独学することです。簿記の検定については、独学できるテキスト、問題集が豊富に発売されており、独学する環境は整っています。2級までなら、独学で取得可能だと思います。
 三つ目は、通信制の講座を受講することです。この方法は、わからないところが質問できるし、コストも通学制ほど高くないので、バランスがよくおすすめです。

7.まとめ(その他)

 以上、日商簿記、経理職についてみてきました。日商簿記2級の資格は、難しいというより、手を動かさないと覚えられないタイプの試験なので、実際に問題演習をたくさんやることが、合格するためのコツです。頑張ってください。

費用の相場 6万円前後
勉強期間 約6ヵ月
メリット 日商簿記2級が取れれば、経理職の適性があると判断される。
デメリット デメリットは全くありません。営業でも、持っていると評価されます。社会人の基礎として、3級は持っているとよいと思います。



医療事務の資格全般のポイントは次の通りです。

<いいところ>
 正確性を求められるので、女性に向いているところ。
 いったん経験を積めば、再就職しやすいところ。


<わるいところ>
 与えられた仕事をこなしているだけでは、キャリアが広がらないところ。
 決算の時期に忙しいところ。

他にもおススメな資格について下記表に整理しました。

難易度 費用 勉強期間 求人
いいところ
医療事務 5万円程度 3~6ヵ月 ・合格率が高い
・短時間での勤務調整可
簿記3級 3~4万円程度 2~3ヶ月 ・転職、復帰しやすい
・残業が少なめ
・他分野でも知識を活かせる
保育士 80万程度 3年 ・子育て経験を活かせる
・やりがい、感動がある
介護
ヘルパー
6万円程度 1~4ヶ月 ・求人が多い
介護知識を家族にも活かせる
介護事務 4万円程度 3~6ヵ月 ・勤務時間や勤務形態を選びやすい
・独学で取得可能
歯科助手 4~5万程度 3~6ヵ月 パート・時短勤務の募集が多い
・転居しても仕事ができる
調剤薬局
事務
4万程度 3~6ヵ月 ・勤務時間、勤務形態を選びやすい
・実務経験があると高齢でも採用されやすい
MOS 4万程度 3ヶ月 ・一般事務全般のPCスキルの証明になる
・難しくない
・独学で取得可能
インテリア
コーディ
ネーター
6万円程度 1~2年 ・経験をつむほど良い
・一生の仕事にできる
・独学で取得可能
キャリア
コンサル
タント
30万程度 6ヶ月~1年 ・国家資格として名乗れる
ファイナン
シャル・
プランナー
2万程度 3~6ヵ月 ・金融業の就職に有利
・家計にも活かせる



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