生後5〜6ヶ月頃から与え始める「離乳食」。
離乳食は、お母さんの母乳や赤ちゃん用のミルクから、少しづつ固さのある食べものに切り替える食品のことです。
赤ちゃんがすくすく成長できるよう、お母さんはさまざまな離乳食を準備していると思います。


しかし、同時に気をつけたいのが「離乳食によるアレルギー」。
子育ては初めての連続なので、赤ちゃんにとって合う・合わない食材があることも多いです。
そこで今回は、気をつけたい離乳食のアレルギーについて、注意点やアレルギーを引き起こしやすい食材、対処方法についてご紹介します。

1.離乳食のアレルギーで注意すること

1-1初めて口にする食材は一種類づつ

赤ちゃんは初めての連続!
いきなりたくさんの食材を使った離乳食を与えるのではなく、初めての口にする食材がある場合は一種類までとしましょう。
以前にも食べたことがある食材でしたら問題ないですが、「これとこれはまだ食べたことないから一緒に食べさせてみよう」というのはNG。
どの食材でアレルギー反応を起こすのかまだ分からないので、一回づつ様子を見ることを心がけてくださいね。


また、食べさせる際、どんな食材でアレルギー反応が出るのか分かるように、まずはスプーンで一口だけ与えて様子を見ましょう
本当に初めてのころは、この「スプーンひと口」でさえ、どのスプーン??大きさは?なんてパニックでした。。。笑
一気にたくさん食べさせてしまうと、赤ちゃんに負担を与えてしまうので注意してくださいね。

我が家は次男が当初から食欲が旺盛で、パクついてきていたので、つい食べさせたくなりますが、アレルギーが心配な場合は、本当に少しづつをおススメします。

1-2.食べさせる時間帯も注意!

アレルギー反応が出る場合、食後1〜2時間ほどかかることもあるので、自分が忙しい日や病院が閉まっているときは避けた方が無難です。
万が一病院に連れて行く時間がない、どこも閉まっている…という場合だと、赤ちゃんの命にも関わりますよね。


「こんな時に限って・・・」はあるあるなことですから、ご注意を。。
平日の午前中や、すぐに駆けこめる病院が開いている日に食べさせてみましょう

1-3.どんな症状が出るの?

症状としては、体にブツブツとしたできものができたり、吐く、下痢、機嫌が悪くなる…といった症状が出るので、赤ちゃんの様子をしっかり観察してくださいね。


食べさせた時は食材と赤ちゃんの反応をノートにメモしておくと、後から確認しやすいのでおすすめですよ。

2.アレルギーになりやすい食材とは


さまざまな食材があるなかで、一体どんな食材がアレルギーを引き起こしやすいのでしょうか?


一番多いといわれているのが「」「乳製品」「小麦」です。
これらを含んでいる食品は多いので、アレルギー反応が出ないかしっかり確認しましょう。
また、ナッツ類、ごま、そば、山芋、魚介類、ゼラチン、大豆、りんご、バナナ、キウイフルーツといった食材も反応が出やすいです。


そのほか、1歳までは避けたいといわれている食材では、はちみつ、生卵、刺身も挙げられます。
上記の食材を与える場合は、十分に注意しましょう。

3.パッケージの表示を確認しよう

消費者庁ではとくにアレルギー反応が多いとされる「特定原材料」の表示をパッケージなどで義務づけられています。
表示義務があるのは「卵」「乳」「小麦」「落花生」「えび」「そば」「かに」の7品目。
過去にアレルギーの発症率が高く、表示する必要性が極めて高い食材です。


そのほか、特定原材料に準ずる20品目も注意が必要です。
「いくら」「キウイフルーツ」「くるみ」「大豆」「カシューナッツ」「バナナ」「やまいも」「もも」「りんご」「さば」「ごま」「さけ」「いか」「鶏肉」「ゼラチン」「豚肉」「オレンジ」「牛肉」「あわび」「まつたけ」
こちらの食材もパッケージに表示が推奨されており、注意した方がよい食材です。


参考:消費者庁 ・アレルギー表示に関する情報 ・アレルギー表示について


近年、商品のパッケージには原材料が丁寧に記載されており、分かりやすくはなっています。
例えば、食材宅配(宅配食)でもとても分かりやすく表示されています。

市販品の離乳食を買う場合や、自分で手作りをする場合も、商品パッケージを確認するクセをつけましょう!

4.万が一アレルギー反応が出てしまったら

4-1.必ず病院で受診しよう!

万が一、赤ちゃんからアレルギー反応が出てしまったら、お母さんの判断で対処をするのではなく、必ず病院で受診しましょう。
すぐに相談できるように病院の連絡先など、確認しておくと安心です。

4-2.成長して食べられることも多い

一度アレルギー反応が出てしまうと「もう一生食べられないのかしら…」と思うお母さんもいるかもしれません。
しかし、成長するにつれて食べられるようになるケースも多いです。
大きくなると消化器官も丈夫になるので、昔は苦手だったけれど、今は食べられる!という事例もありますよ。

これ、期待させるわけではないですが、周りの子供たちも本当に多いです。あまり心配しないでね。



また、離乳食を作る際の調味料(しょうゆやみそ)には、大豆不使用なものも多いです。
近年では、アレルギー対応の商品も販売されているので、悲観的にならず、病院での受診を続けながら気長に付き合いましょう。

5.離乳食アレルギーを防ぐための注意点

なんとしても離乳食でのアレルギーを防ぎたい、というお母さんも多いと思います。
その場合「食べ始める時期を遅らせるといい」という話もあります。
しかしこれはほとんど根拠はないようです。
時期に関係なく、赤ちゃんの成長に合わせて、離乳食をスタートさせてみてくださいね。


ちなみにお医者さんに「これは食べないでください」と指示された食材以外の食べ物を、自己判断で「念のためこれも与えないでおこう」というのやめましょう
お医者さんから指示されたもの以外は、食べられる可能性があるものばかりです。お母さんの判断で与えるのをやめてしまったら、食べられるチャンスを失ってしまうことに。
NGが出ていない食材は、なるべく一口与えてみて様子を見るようにしてみましょう。

6.焦らずに!様子を見つつ離乳食を与えてみよう

離乳食を与えるのは、成長してきた証。
お母さんからすると嬉しいものですよね!つい、しっかり食べさせよう、あれもこれも…!と思ってしまいがちですが、一番は焦らないことが大切です。
一口づつ与えて、赤ちゃんの反応を観察してみましょう。


もし何か気になる症状が出たら病院へ
たとえアレルギー反応が出た場合も、成長するに従って体質が変化することも十分に考えられるので、悲観的にならず様子を見てくださいね。
ぜひ参考にしてください。

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