1.食材宅配(宅配食)を利用するメリット
1-1.有機農法や無添加の食材の取扱いが多い
食の安全、安心が強く求められる昨今、自然食や無農薬・減農薬・有機農法などで生産された食材や、無添加の食材にこだわる方々が増えています。
食材宅配(宅配食)では、そのようなニーズに合った商品のラインナップが充実しています。
1-2.いつでもどこからでも注文でき、買い物にかかる時間が節約できる
有機野菜宅配のメリットは、新鮮で栄養価が高い有機野菜をいつでもどこからでも注文できるところにあります。
店舗では営業時間があり、買いに行く時間も制限されていますが、有機野菜宅配はご自身の都合のよい時間に合わせて自宅にいながらインターネットやスマートフォンからの注文ができます。
また配送の時間指定が可能なことも大きなメリットのひとつとなっています。朝から夜までの時間の指定ができるため、ご自身のスケジュールに合わせて配送を希望することができます。
万が一急用で不在の場合でも、連絡をすることですぐに配送の変更ができます。一般的な郵便物は、土日や祝日の配送が休みとなっているなか、有機野菜宅配では、祝日や土日なども配送が可能となっているところが多いため、平日に受け取ることができない場合でもたくさんの融通をきかせることができます。
食材宅配(宅配食)の利用で毎日の買い物に費やす時間が節約できれば、その分の時間を有意義に使えます。
1-3.夕食の準備にかかる時間が節約できる
下準備されている食材(キット商品)や冷凍や冷蔵保存のお惣菜を購入しておけば、帰宅後の夕食の準備が早くできます。家族が多いご家庭の食事の準備には、非常に重宝します。
1-4.自宅の玄関先まで届けてもらえる
お米や飲み物の重さが重いのはもちろんのこと、毎日の一般的な食材の買い物の荷物の重さは数キロに及び、持ち運びに苦労することもあります。
買い物に出かけるために天候を気にする必要もなく、商品を玄関先まで届けてもらえることは本当に助かります。
1-5.毎日の献立に頭を悩まさなくて済む
食材宅配(宅配食)を利用することで、1週間単位で献立の計画を立てることができるので、毎日献立を考えるのが面倒な人にはおススメです。
また調理済みなどのキット商品は、予め献立が決められているので助かります。
1-6.栄養バランスの整った食生活が送れるようになる
調理済みなどのキット食品などは、栄養バランスが1週間単位で計算されていることから、特に健康に気をつけたい高齢者や単身者の利用が多くなっています。
2.デメリット
2-1.高めな価格設定
一般的な野菜よりも有機野菜は1.5~3倍程度値段が高価になっていることです。食の安全、安心を求めるほど、スーパーで大量販売される価格の安い商品よりも高めになってしまいます。
品質のよさや有機野菜宅配の便利さを考えると、安全性も保障されていることを考えると、値段が高いことは大きなデメリットにはならないのではないとも考えられますね。
家族の健康を守るための必要な投資と考え、高めな価格でも納得して利用している方々が多いようです。
2-2.生鮮食品を自分の目で選べない
生鮮食品は、商品の形や色、肉や魚の赤身や脂身の入り具合いなど、利用者それぞれで商品を選ぶときに気にする点はさまざまだと思います。
食品宅配では、最終的に届けられる商品の選択はスタッフの目に任せられます。自分の目で見て、納得した商品選びをすることにこだわる人には向いていないかもしれません。
2-3.配達日や配達エリアが限定されている
「全国配送」「関東」「近畿」などと書かれていても、実際に調べてみると「残念ながらお取り扱いできない地域です」ということが多々あります。
まずは、自宅が配達地域になっているかを確認してください。
また、1週間に1回の食材宅配(宅配食)では、指定の曜日の配達になるので、曜日設定を自分の都合に自由に合わせることはできません。(一部の会社では曜日を選択することは可能ですが、ほぼ毎週同じ曜日になります)
配達時に留守であっても、専用のボックスで玄関先に置いていってもらえますが、そのボックスが次の配達日まで邪魔になるという意見もあります。
また、夕食用の調理済み食品宅配は、毎日できたての食事を配送するサービスなので、拠点から距離が遠いとサービスのエリア外となってしまいます。
2-4.セットが設定されていると自由に選べない
野菜や果物をあらかじめ設定されたセットで提供するサービスでは、一部の追加や変更は可能でも、完全に自由な組み合わせはできず、それを不便に感じることもあります。
また、お買い得な「まとめ買い」にしてしまいがちですが、まとめて買うと量が余ってしまうということも挙げられています。
ご家族全員で有機野菜を食べる場合には、このようなことは起こりませんが、少人数の家族の場合、まとめ買いは量が多く余ってしまうことも予想されます。
2-5.年会費や入会金が必要な場合がある
食材宅配(宅配食)では会員登録時に少なからず費用がかかる場合があります。会員と非会員では購入金額の異なる会社もあります。また退会時には返金されるシステムもあるので最初にチェックが必要です。
2-6.送料や手数料が発生する場合もある
サービスによっては、毎回の配達に送料や手数料が加算される場合があります。あるいは利用者側に配慮し、購入金額によって無料になったり、ポイント還元されたりという仕組みもあります。
しかし、毎日自分で買い物に行き調理をする生活でも、その分の時間やガソリン代、ガス、水道などのコストが少しずつかかりますので、特に損にはならないと考えることもできます。
3.まとめ
上記のメリットとデメリットを、開始する前にしっかりと吟味しましょう。その上で優先順位を出し、デメリットをメリットが上回るかどうか考えていきます。
体にいいものは食べたいけれど、食費にそんなにかけていられないという方、また料理をあまりしないので、結局は食材を余らせて捨てることになる割合が高い方も、辞めたほうがいいかもしれませんね。