1.高血圧症って?

1–1.高血圧症ってどんな病気?

高血圧症とは、血管に圧力がかかっている状態のことを指します。全身に血液を運ぶ動脈の流れが悪くなると、心臓は圧力を高めて血液を流そうとします。その状態が続くと、圧力に耐えきれない血管が破裂をして脳卒中を引き起こしたり、血管が硬くなり動脈硬化の原因になるといわれています。


血圧が高いことで様々な合併症を招くので、高血圧症は注意が必要な病気です。

1−2.高血圧症は国民病!?

厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」で、平成26年の調査によると、高血圧症の総患者数は約1,010万8,000人にものぼるといわれています。
40歳以上になると2人に1人がかかる病気なんだとか…!まさに「国民病」ですよね。


その原因となるのは、やはり「塩分」の取りすぎが大きな課題となっています。
日本は他の国と比べて、和食で使用する「塩」「しょうゆ」「みそ」など、塩分量が多く含まれている調味料が多いです。
その上、欧米文化の食生活が当たり前となり、日々の食生活で「塩分」を摂取する割合が多いため、高血圧症になる人が増えていると考えられています。


2.予防の近道は「塩分」の摂取方法

2−1.「塩分」は1日どのくらい摂取すればいいの?

2015年の調査によると、男性は1日に8g未満、女性は7g未満が理想といわれています。しかし、実際の平均は1日10.2gも摂取している結果が出ているそうです。こう見ると、塩分を取りすぎているな〜と感じてしまいますよね。


しかし、高血圧症が怖いので、塩分を全く取らない!というのもNGなんです。
塩分(=ナトリウム)が極端に不足をしてしまうと、体内の塩分濃度が低くなり、めまいやふらつき、脱水症状などを引き起こしてしまいます。
取りすぎ、取らなさすぎも体に大きな影響を及ぼすので、適正な塩分量を知っておくことが大切です。

2−2.毎日の「塩分量」をどうコントロールする?

対策① 1食に含まれる塩分量を知ろう

まず心がけたいのが「この料理にはどのくらいの塩分量が含まれているのか?」ということ。たとえば「カップ麺」は約5.5gの塩分が含まれています。また「カレーライス」は1人前約3.3g、「梅干し」は1個約2gもの塩分があるんです。そう考えると、お昼にカップラーメン、夜にカレーを食べてしまうと、すぐに1日分の塩分量が超えてしまいます。

料理に大体どのくらいの塩分量が含まれているか?を知ることで、うまくコントロールできそうですよね。

対策② 全体の食べる量を減らす

たとえば、漬物が出た場合、お酒のおつまみとしてついつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。そんな時はあらかじめ食べる量を決めておきましょう。「漬物は5切れまで!」「スナック菓子は小包装で1袋まで!」といったように全体的に塩分を使用している食べ物の量を減らすのも手!

対策③ 味付けを自分でコントロールする

すでに味が付いているものはなるべく避けて、自分で調節できるように工夫することもできます。例えば、家族で食事をする場合、自分の分は別に取り分けて少量の調味料をかけて食べるだけも変化しますよね。家族の協力も必要となってきますが、きっと「健康に気をつけたい!」といえばわかってくれるはず。

対策④ 1人暮らしなら、商品に含まれている塩分量をチェックする

1人暮らしの場合は、特に食生活も乱れがちですよね。そんな忙しい方でもできるのが、食品に含まれている塩分量をチェックすること。コンビニで売られているお弁当やお惣菜には塩分量が書いてあることが多いですよね。塩分表記をちゃんとチェックして取りすぎないことを心がけてみてくださいね。

2–3. 簡単にできる!「減塩レシピ」

家で塩分量を少なめにして料理をしよう!と思っても、味が薄いと味気無い…と感じてしまいますよね。
そんな時は、「お酢」「レモン」などの酸味を上手に利用することがオススメです。例えばサラダにかけるドレッシングはレモンをぎゅっと絞って食べるようにしたり、酢の物にしてアレンジするだけでも減塩できます。また、焼いたお肉や魚はマスタードや山椒をつけて食べたり、出汁をうまく利用することでもレシピは広がりますよ♪

3.自炊が苦手だな…という方は「食材宅配(宅配食)」がオススメ!

3–1.自炊が苦手な方には、思い切って「食材宅配(宅配食)」を利用するのも手!

「ミールキット」を利用すれば、レシピに必要な食材が届くので、主菜と副菜が短時間で完成します。レシピも付いているので「何を買って、どう調理して」という悩みを解決してくれますよ。さらに、食材にもこだわっているので、栄養のバランスも◎


✅「ウェルネスダイニング」は、プロの管理栄養士が設定したレシピをもとにして作られた宅配サービスです。塩分を制限したい人向けのメニューもあるので、活用してみてはいかがでしょうか?
ウェルネスダイニングについての詳細はこちらからご確認下さい。

✅ヨシケイは、専属の管理栄養士が高血圧や糖尿病患者向けの「ヘルシーメニュー」を提供しているのでオススメです。
消費者庁食事療法用宅配食品等栄養指針に基づき、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムなどのバランスに配慮してメニュー作成されているのでとても安心ですね。
メニュー内容は、湯煎や流水解凍で手軽に作れる調理済商品が中心。その他にも新鮮な野菜、果物、牛乳等があります。
ヨシケイについての詳細はこちらからご確認下さい。

3−2.長期ストックもOK!忙しいくても「減塩」できる

「食材宅配(宅配食)」は、家まで届けてくれるし、冷凍がほとんど。一回に使い切る心配もないので、1人暮らしや忙しい方にもぴったりなんです。
こういったサービスを上手く利用すれば「減塩」生活も取り組みやすいですよね。

4.今日から「減塩」で健康な体を手に入れよう

味がしっかりついたものって美味しいですよね。でもおいしい!と思って取りすぎてしまうと、病気のリスクは避けられません。「まだそんな年齢じゃない」と思って油断するのは大変危険です!
毎日の積み重ねで、将来に差がつくので、まずは簡単なことから取り入れてみませんか?いつまでもおいしくご飯が食べられるように、今日から早速「減塩」生活を始めてみましょう!


また「糖尿病」を食事療法で予防 の記事も参考にしてみてください。

食材宅配(宅配食)サービス各社の比較について詳しく知りたい人は>>【食材宅配(宅配食)サービス比較】利用歴19年の私がおすすめ12社(2017年11月版)をご覧ください。