生まれたばかりの頃は母乳でやミルクで成長していた赤ちゃんですが、成長するにつれて、「離乳食」を食べ始めます。

赤ちゃんは“初めて”連続なので、分からないことは盛りだくさんですよね…!
生後何ヶ月で離乳食がスタートし、離乳食を与える際の注意点などイマイチ分からない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、離乳食の進め方や注意点についてご紹介します!

 

1.そもそも離乳食の意味や目標は?

離乳食は生まれてから母乳やミルクを飲んで育った赤ちゃんが、少しづつ固さのある食材に慣れて、食事ができるようになるためのプロセスです。
噛んだり、飲み込んだりといった口の動かし方を学ぶための大切な食事です。

 

この離乳食を行う上で、目指すべき「目標」が定められていることをご存知でしょうか?
厚生労働省によると、離乳食を食べることで「食欲を促し、生活リズムを整え、食べる楽しさを体験していくこと」を目標としています。
なんと堅苦しい説明なんでしょう!!笑
私がこの時期に見ていたら、これだけでストレスになっていたことでしょう。

 

さまざまな離乳食を体験することで、赤ちゃんの自立した摂食行動を促します。

 

このように、離乳食は単に栄養を与えるだけではなく、赤ちゃんの今後、食事をどのように楽しむかなど、生活に大きな影響を与えるプロセスでもあるのです。
その意味や目標をしっかりと理解し、離乳食を始めてみましょう。

 

2.離乳食を与える月齢


離乳食は個人差にもよりますが、主に生後5〜6ヶ月頃から与え始めます。

 

・生後5〜6ヶ月
なめらかにすりつぶした状態の食事を与えます。
初めはすりつぶしたおかゆから試してみるのがおすすめです。
少しづつ慣れてきたら、つぶした豆腐や白身魚などを試してみてくださいね。

 

・生後7〜8ヶ月
食感の目安は舌でつぶせる固さくらいです。
全がゆを与えることが多い月齢です。

 

・生後9〜11ヶ月
歯茎でつぶせるくらいの固さの食事を与えましょう。
全がゆや、柔らかく炊いたご飯がおすすめです。

 

・生後12〜18ヶ月
歯茎で噛める固さの食事を与えます。
柔らかく炊いたご飯や、普通のご飯を与えて様子を見てみましょう。

 

あくまで目安なので、赤ちゃんの成長に合わせて食事を準備してみてくださいね!

 

3.離乳食はいつから始めるのか?

「いつから離乳食を与え始めていいのかな?」と悩む方も多いはず。
そんなときは赤ちゃんの様子を見て判断してみましょう。

・赤ちゃんの首がすわる
・支えてやると座れる
・大人が食べていることに興味を示す
・スプーンを口に入れても押し返さなくなる

 

といった様子だと、与え始めてもよいタイミングです。
普段の赤ちゃんの様子を観察してみてくださいね!

 

4.離乳食の進め方の注意点とは?

まず第一に、赤ちゃんの食欲、成長、発達パターンはそれぞれ違います。
赤ちゃんそれぞれに合わせた進め方をすることが大切なので、個人差があるということは把握しておきましょう!

また、食には個性が出るものです。画一的にはならないように注意してくださいね。
我が家の場合で言いますと、長男は全く食べず。離乳食時期は暗い時期でした。それに引き換え次男は、パクつくパクつく!笑。
離乳食のお皿が15秒ほどでまっさらになったことが懐かしいです。「個人差」とはこのことかと、初めて知った気がしました。

離乳食を与える際には、赤ちゃんの様子を見つつ、はじめはスプーンで一口づつ食べさせてください。
母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがったときに与えるようにし、徐々に1日の中の食事の割合を離乳食に増やしていきます。

離乳食は自分で作るのはもちろん、忙しい方は市販品を使うことも多いはず。
もし自分で作る場合は、赤ちゃんは抵抗力が弱いので、衛生面には十分に注意して調理をしましょう。
熱湯消毒をしたり、キッチンを清潔に保つなどの工夫が必要です。

また、市販品を購入する場合は、必ずパッケージを見ておくこと!
どんなアレルギー反応が出るのかわからないので、まだ赤ちゃんが食べたことのない食材が入っていないかどうかも確認しておきましょう。

 

4-1.一番は食事を大人が楽しむこと!

ただ単に赤ちゃんに離乳食を与えるだけではなく、大人自身も離乳食を与える行為を楽しむことも重要です。
大人が「食事って楽しい!」という雰囲気を感じさせることが、赤ちゃんにとって大切なのです。
怒った表情で食べたり、難しい表情で食べさせていると、赤ちゃんは食事そのものを嫌いになってしまいます。
「家族と一緒に食事を楽しむ」「手づかみで自分で食べることを楽しむ」といった感覚を与えることがポイントです。
成長しても食事を楽しめられるように、いい雰囲気で食事をおこなってみてくださいね。

 

5.離乳食を与えて困ったこと

多くのお母さんは事前にしっかり準備をして離乳食を与えますが、それでも困ってしまうことが出てきますよね。

離乳食を与える際に困ったことに関して厚生労働省がアンケートを行った結果

 

・食べ物の種類が偏っている
・作るのが苦痛・面倒
・食べる量が少ない
・食べるのを嫌がる

 

といった回答が多かったです。
どうしても初めの頃は赤ちゃんも食べることに慣れていないので、同じような食材ばかり食べたり、栄養が偏ってしまうことがあります。
そのため、体に良いのか不安…といったお母さんも多いようです。

 

また、毎日離乳食を作るのが面倒…といった声も。
ただでさえ育児や家事で疲れているなかで、丁寧に離乳食を作るのは負担になりがちです。
そんな場合は、うまく市販品の離乳食を使用するのがおすすめです。
最近は素材にこだわったおいしい離乳食が多く販売されています。
作るのが大変だけれど、栄養面が気になる…という方はぜひ市販品をうまく組み合わせてみてくださいね。

 

そのほか、赤ちゃんの食べる量が少なかったり、食べること自体を嫌がってしまうことも。
食べさせる時間帯を変えてみたり、味や内容を工夫するなどの努力が必要となりそうです。

 

また「離乳食で分からないこと」というアンケートも実施。
その回答では「食べる適量がわからない」という回答が1位になりました。
確かにどのくらいの量を食べるか不安にはなってしまうもの。

目安となる適量数値が厚生労働省では提示されていますが、いまいち分りづらいですよね。
なるべく適量を目安にし、そこから赤ちゃんの様子を観察しながら増減させることが良さそうです。

 

6.赤ちゃんに合わせた離乳食の進め方を知ろう!

離乳食は「食事」をするための大きな一歩。
初めはなかなか慣れないことの連続かと思いますが、少しづつ無理のない範囲で進めていくことがおすすめです!
あくまで個人差もあるので、お母さんが消耗しすぎない工夫も必要となってきます。
ぜひ参考にしてくださいね。

参考;離乳食 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf

食材宅配の離乳食について、詳しく知りたい方は>>【食材宅配】ママ必見!妊娠・産後・子育て・離乳食までもご参考ください。


食材宅配サービス各社の比較について知りたい人は>>食材宅配の比較してみました。お試しセットの体験レポつき!も御覧ください。
悩んだら>>私のお試し、おススメはコレで間違いなし!を参考してみてくださいね。