結婚後、夫婦で話し合いが必要なことのひとつに「家事の負担」が挙げられます。
特に妻も仕事をしている場合は、「最重要事項!」と私は思っています。笑
掃除、洗濯、料理など日々快適に生活をするには、家事は欠かせないですよね。
しかし、この分担について男女差で考え方が違っており、妻側からは不満の意見もあるようです。
実際に妻の方に負担がかかっているケースが多いんだとか…!(いや、絶対多いはず・・)
一体どのくらいの妻が不満を抱いており、どんな気持ちでいるのか?
なぜそうなってしまったのか?
など、今回は共働きの家事負担の現状と、解決策についてご紹介します。
1.夫婦の家事分担の現状とは?
まずは夫婦の家事分担がどのようになっているのかを把握しましょう。
「市場調査メディア ホノテ by Macromill」によると、2016年のデータでは、夫婦共にフルタイム勤務の共働きであっても、妻がメインで家事を行っている家庭が66%です。
妻と夫でそれぞれ家事を分担している家庭は30%ほど。
この数字を見るだけでも、妻に家事の負担がかかっているということが分かります。
もともと理想は「夫50%妻50%」と平等な役割分担といわれていますが、現実は「夫10%妻90%」という割合になっています。(なんだこの数字は!)
ただ、現代の若者世代ほど分担率は高い傾向です。やはり、社会背景は大切ですね。
1-1.満足度は?
現状の家事の割合を把握したところで、実際に家事分担の満足はどうなっているのでしょうか?
妻に尋ねたところ、35%は「満足していない」と回答しています、(夫の割合は21%)。妻の60%が「夫に今よりもっと家事を分担してほしい」と回答しています。(夫の割合は34%)
このように、満足していないという意見が多いですよね。
では、男女での考え方は一体どう違うのでしょうか?
2.男女での考え方の差とは?
“家事はきちんとしない”といけない、という考えがありますが、実は「家事を完璧にこなしてほしい」と考えているのは妻より夫の方か割合が高いのです。
(こんな面倒な夫はやめて~!!)
家をキレイに保ちたい、という気持ちは男性の方が強いんですよね。
また、家事負担を減らすために取り入れてる工夫を尋ねたところ、なんと夫側の第1位(約39%)の意見は「特に工夫を行っていない」ということでした。かなり多い印象を抱きますよね。
反対に妻側の第一位は「手を抜けるところはとことん手を抜く」という回答でした。その数およそ47%!
なんだか、色んな考え方の違いがありますね。笑
第2位の意見は「必要以上の家事は行わない」という回答が30%でした。
このように「家事」に対する根本的な意見が妻と夫によって違うんですよね。
では、一体どうしてこういった意見の違いが出てしまうのでしょうか?
3.固定観念の違いが影響している! ?
家事について妻と夫で意見が違う理由として、日本の昔からの風習が影響しているように考えられています。
昔の日本では外で男性が働き、女性は家を守るということが主流だったと思います。その影響によって「家事は女性がするもの」という印象が悪気なくついているんですよね。
また、女性の方がきめ細かく、配慮が行えるという特徴から、より家事は女性=妻が行った方がいい、という考えが広まっているように感じます。
そのため、妻に負担がかかりすぎていた…という結果になるんですよね。
また「収入が低い方が行う」といった考え方もあるといわれています。
夫の方が収入が高い=仕事を頑張っている=収入が低い妻の方が家事を行う、なんて考え方がもある傾向も…。
しかし、現代では少しづつその仕組みも崩れてきているようになってきました。共働き夫婦が増加し、女性も正社員で働き続ける時代になってきました。
とくに今の20〜30代の方は、スマホやSNSが普及して働き方もガラッと変わってきている世代です。
結婚や家事に関しても考え方が変化しているので、男性も家事をする方が増えてきているんです!
女性が外で働いている姿を子どもの頃から見てきた世代でもあるので、自然家事を行えるんですよね。
もはや男性=稼ぐ、女性=家事、という価値観ではなくなってきています。
夫婦は主従関係ではなく、ともに協力しあっていく関係であることが周知されているんです。
とは言ったものの、まだまだ妻側への負担が大きいのが現実。
続いては、具体的な解決策について考えてみましょう。
4.解決策は?
4-1.話し合う
まず取り組んでほしいのが夫婦で「話し合う」ということです。
お互いがどんなことを思っているか、どうしたいのか?ということをきちんと話し合いましょう。
「態度で察してくれる」「言わなくても分かってくれる」大外れ!
男女はただでさえ考え方が違います。
妻が不満だと思うことに気がつかない可能性がかなり高いです。
話し合うことで問題が解決することが多いですよ。
4-2.時短家電を買う
続いてのおすすめが「時短家電」を買うことです。
例えば全自動洗濯機、ルンバ、食器洗い乾燥機など、自分の手で全て行わなくなても家事を行ってくれる家電を利用します。
このような家電は値段も高いのでなかなか手が出せない…という方も多いかもしれません。
しかし、一度買うとその便利さにきっと驚くこと間違いなし!
今までやっていた面倒な作業を一気に片付けてくれるので、時短につながります。
よって家事負担が減るので自分の時間が増えることでしょう。
4-3.外注発注する
最後は「外注」を試すことです。
ハウスクリーニング、子育てならベビーシッター、食材宅配(宅配食)など、お金で時間を買うというサービスを利用します。
こういったサービスを利用すると一度に大きな時間を入手できるので、共働きにはとても便利ですよね。
週に一度ハウスクリーニングを頼むだけで、掃除の時間はかなり減ります!自分の時間がほしい、たまには休みたい!という方におすすめです。
日々の家事では、食材宅配(宅配食)を利用したりということもひとつ。
毎回は大変かもしれませんが、ぜひ検討してください。
5.時代は変化している!共働きについて改めて考えてみよう
夫婦共働きの現状と解決策についてご紹介しました。
まだまだ妻の方が多い家事分担ですが、時代の変化によって少しづつ平等の世界になりつつありますね。
家事が毎回辛いな…と感じる方は、ぜひ一度上記で挙げた解決策を試してみてください!
妻だから仕方ない…というのはもってのほか!現代だからこそよりスムーズにできる方法がありますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。